▼ 長寿者から学ぶ
長寿者像については、
・3人に2人は自宅で生活している
・7人に1人は自分の歯がある、などの他、両親の死亡年齢をみると、両親とも死亡年齢、70歳以上が約4割もみられるなど、いかに長寿の家系であったかがわかります。
この方々の長寿のための心がけについては、最も多かったのが「食事に気をつけていた」ということで、次に、「物事にこだわらないようにしていた」、「規則正しい生活をするように努めた」、などと続いています。
この結果からもわかるように、長生きをするためには食事に気をつけることが、とても大切な要素になっています。調査からはなれて、実際に長生きしている高齢者の食生活について考えてみることにしましょう。
ここは千葉県鴨川市です。温暖な気候と豊かな自然に恵まれたこの土地では、高齢でも元気な方がたくさん生活しています。
「生きている限り体を鍛えなければだめ」というの長寿者中村さんは、1週間に1回、地域の皆さんに体操を教えたり、バレーボールを楽しんだりと、軽快に体を動かしています。
昔は大食漢だった中村さんですが、現在では朝、昼、晩ともにご飯は軽く1杯だけ。好き嫌いはありませんが、家族そろってのにぎやかな夕食には必ず魚料理を食べています。
明治32年生まれで今年95歳の星野さんは、自分の身のまわりのことは、もちろん自分でなさっています。
約1時間の道のりを歩いて、福祉センターの鉱泉浴場に通うのを日課にしています。
「友達をたくさん作って、クヨクヨ考え込まず、1日悩んだら次の日は笑ってなけりゃ」と明るい星野さんです。
息子さん家族と楽しく食事をとる星野さんも、ご飯は3食ともに軽く1杯だけ。それに魚、野菜、海草、牛乳、納豆、と実にバランスのよいお食事をされています。また、卵を1日に1個は必ず食べています。
このように元気いっぱいのお年寄りが多い理由を、鴨川市の管理栄養士・山本さんに伺ってみました。
管理栄養士さん「鴨川はですね、この気温、黒潮というとてもあたたかな海流が流れておりまして、鴨川市の平均気温が17℃〜18℃なんですね。真冬でも菜の花が満開の状態なんです」
管理栄養士さん「魚がとっても沢山とれますし、新鮮でおいしいですよね。ちょっと街中をはずれていきますと田園風景が広がりますし、お米も沢山とれますし、お野菜も新鮮ですよね。で、海のものと山のものとで両方の幸をとり入れて、とてもバランスのいいお食事をなさっているように、私には思うんですけれども一一」
管理栄養士さん「背の青い魚、例えばいわしですとか、あじですとか、さばですとか、さんまといった、そういうようなお魚が沢山とれます。わかめとか、それからひじきのようなものもとれまして、海草でもおさしみができたりとか、煮ものができたりとかいうことで、沢山の料理を、みなさんそれを召し上がっているようです」
管理栄養士さん「自分の庭先でお野菜を作っていますから、朝とれたきゅうりとか、トマトとか、なすでもそうなんですが、それらのとれたてのお野菜を朝そのまま食卓にのるという、とっても新鮮さが売りものになっています」
管理栄養士さん「この鴨川市は酪農の発祥の地でもあるんですね。市内にも沢山の乳牛が飼われているんですけれども、いま病気とかでもとても騒がれていますが、骨粗鬆症の問題についてですが、牛乳をコップに1杯、l日に必ず飲みましょうということで、カルシウム摂取についても、すすめているところです」
管理栄養士さん「元気なシルバーを見ていますと、ストレスがたまっていないのかな、なんて思うことも沢山ありましてね、物事に対しても好奇心が旺盛で、気力がとってもあるなあと思います。よく房州の人問は非常に皆さんゆったりとしていらっしゃって、人間これまでみてきた鴨川市のように、若さを保つための食事にはいくつかのポイントがあります。今回の100歳老人の調査項目『中年以降の食事のとり方』の結果と似ている部分が多くありますので、次に紹介していきましょう。
まず、多くの方々が1日3回規則正しく食べています。毎日同じ時刻に食事をすることによって、体に一定のリズムができます。この規則正しいリズムが食物の消化吸収や栄養素の効果的な利用を促し、健康によい影響を与えています。
次に、腹八分目を心がけている人も多くいます。高齢者の体は若い人に比べエネルギーの必要量が減っています。いろいろな食品を食べるのはよいことですが、食べすぎないように気を付けましょう。満腹になるまで食べてしまうと胃や腸に負担をかけ、時にはお腹をこわしてしまいます。ことわざにもあるように『腹八分目』が一番です。
今も家族と住んでいる方が多く、食事も家族揃って楽しく食べています。どんな食事でも大勢で食べるとおいしく食べられます。
そして、ビタミンやミネラルを多く含む緑や黄色の濃い野菜を食べるようにしていた、
良質のたんぱく質のもとになる魚、肉、卵などを食べるようにしていた、
豆腐をはじめ、大豆製品は、魚や肉と同じように良質のたんぱく質のもとになります。これらを食べるようにしていた、と答えた人も大勢います。
ミネラルを多く含む海草類を食べるように心がけていた、
日本人に不足しがちなカルシウムを多く含む牛乳や乳製品もとるようにしていたなど、健全な食生活をしています。
このように、幅広くいろいろな食品をまんべんなく食べているという生活ぶりが伺えます。したがって、栄養のバランスがとれていると考えられ、まさに正しい食生活のお手本が示されています。
では、健康な食事の基本について、ここで簡単にまとめてみましょう。
健康な食事の基本は何といっても、主食、主菜、副菜を組合せて、栄養のバランスのとれた食事にすることです。
毎日食事をする際、組合せが良いかチェックしてみましょう。ごはんと肉や魚、豆腐などの主なおかず、それに副菜としては汁物、煮物、和え物、サラダなど、いろいろあります。
ここでは私たちになじみの深い副菜の一つである味噌汁をとり上げてみました。実沢山の味噌汁は、
野菜が豊富にとれるのがいいですね。また、味噌汁もわが家風に変えてみる、例えば材料など、この通りでなくともいいですし、味付なども味噌の種類を変えたり、生妻を入れたりなど、と変化をつけることができます。
では最後に、長寿の秘けつをまとめることにしましょう。
まず、物事にこだわらない、ゆとりのある生活が長生きにつながります。いつまでもクヨクヨと思い悩んでいたり、イライラしていると憂うつになるばかりか、身体の病気を引き起こす原因にもなります。今日起こったことは今日で忘れ、明日は新しい気持で迎えましょう。
若さを保つためには、好ききらいをせず、3食規則正しく食べ、しかも、腹八分目で暴飲暴食をしない、家族や友人と食事を楽しむ生活をしましょう。食べることは私たちの健康な生活を営む上での基礎となります。
3度の食事、適度な運動、充分な睡眠と休息など生活のリズムを整え、規則正しい生活を送りましょう。
マイペースを心掛けましょう。自分の好きなことを思いのまま楽しみましょう。その他、よく動く、働くといったことも大切なことのようです。
健康で長生きしている人の一生をふり返ってみると、乳幼児期、成長期、成人期、老年期といった人生の各時期を健康的に生活してきてこそ、100歳といった今日があるのです。
100歳以上を生きている高齢者からは、日頃の心の持ち方や、食生活の基本をあらためて学ぶことができました。いつまでも健康に長生きしたい、それは私たちの願いです。
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・3人に2人は自宅で生活している
・7人に1人は自分の歯がある、などの他、両親の死亡年齢をみると、両親とも死亡年齢、70歳以上が約4割もみられるなど、いかに長寿の家系であったかがわかります。
この方々の長寿のための心がけについては、最も多かったのが「食事に気をつけていた」ということで、次に、「物事にこだわらないようにしていた」、「規則正しい生活をするように努めた」、などと続いています。
この結果からもわかるように、長生きをするためには食事に気をつけることが、とても大切な要素になっています。調査からはなれて、実際に長生きしている高齢者の食生活について考えてみることにしましょう。
ここは千葉県鴨川市です。温暖な気候と豊かな自然に恵まれたこの土地では、高齢でも元気な方がたくさん生活しています。
「生きている限り体を鍛えなければだめ」というの長寿者中村さんは、1週間に1回、地域の皆さんに体操を教えたり、バレーボールを楽しんだりと、軽快に体を動かしています。
昔は大食漢だった中村さんですが、現在では朝、昼、晩ともにご飯は軽く1杯だけ。好き嫌いはありませんが、家族そろってのにぎやかな夕食には必ず魚料理を食べています。
明治32年生まれで今年95歳の星野さんは、自分の身のまわりのことは、もちろん自分でなさっています。
約1時間の道のりを歩いて、福祉センターの鉱泉浴場に通うのを日課にしています。
「友達をたくさん作って、クヨクヨ考え込まず、1日悩んだら次の日は笑ってなけりゃ」と明るい星野さんです。
息子さん家族と楽しく食事をとる星野さんも、ご飯は3食ともに軽く1杯だけ。それに魚、野菜、海草、牛乳、納豆、と実にバランスのよいお食事をされています。また、卵を1日に1個は必ず食べています。
このように元気いっぱいのお年寄りが多い理由を、鴨川市の管理栄養士・山本さんに伺ってみました。
管理栄養士さん「鴨川はですね、この気温、黒潮というとてもあたたかな海流が流れておりまして、鴨川市の平均気温が17℃〜18℃なんですね。真冬でも菜の花が満開の状態なんです」
管理栄養士さん「魚がとっても沢山とれますし、新鮮でおいしいですよね。ちょっと街中をはずれていきますと田園風景が広がりますし、お米も沢山とれますし、お野菜も新鮮ですよね。で、海のものと山のものとで両方の幸をとり入れて、とてもバランスのいいお食事をなさっているように、私には思うんですけれども一一」
管理栄養士さん「背の青い魚、例えばいわしですとか、あじですとか、さばですとか、さんまといった、そういうようなお魚が沢山とれます。わかめとか、それからひじきのようなものもとれまして、海草でもおさしみができたりとか、煮ものができたりとかいうことで、沢山の料理を、みなさんそれを召し上がっているようです」
管理栄養士さん「自分の庭先でお野菜を作っていますから、朝とれたきゅうりとか、トマトとか、なすでもそうなんですが、それらのとれたてのお野菜を朝そのまま食卓にのるという、とっても新鮮さが売りものになっています」
管理栄養士さん「この鴨川市は酪農の発祥の地でもあるんですね。市内にも沢山の乳牛が飼われているんですけれども、いま病気とかでもとても騒がれていますが、骨粗鬆症の問題についてですが、牛乳をコップに1杯、l日に必ず飲みましょうということで、カルシウム摂取についても、すすめているところです」
管理栄養士さん「元気なシルバーを見ていますと、ストレスがたまっていないのかな、なんて思うことも沢山ありましてね、物事に対しても好奇心が旺盛で、気力がとってもあるなあと思います。よく房州の人問は非常に皆さんゆったりとしていらっしゃって、人間これまでみてきた鴨川市のように、若さを保つための食事にはいくつかのポイントがあります。今回の100歳老人の調査項目『中年以降の食事のとり方』の結果と似ている部分が多くありますので、次に紹介していきましょう。
まず、多くの方々が1日3回規則正しく食べています。毎日同じ時刻に食事をすることによって、体に一定のリズムができます。この規則正しいリズムが食物の消化吸収や栄養素の効果的な利用を促し、健康によい影響を与えています。
次に、腹八分目を心がけている人も多くいます。高齢者の体は若い人に比べエネルギーの必要量が減っています。いろいろな食品を食べるのはよいことですが、食べすぎないように気を付けましょう。満腹になるまで食べてしまうと胃や腸に負担をかけ、時にはお腹をこわしてしまいます。ことわざにもあるように『腹八分目』が一番です。
今も家族と住んでいる方が多く、食事も家族揃って楽しく食べています。どんな食事でも大勢で食べるとおいしく食べられます。
そして、ビタミンやミネラルを多く含む緑や黄色の濃い野菜を食べるようにしていた、
良質のたんぱく質のもとになる魚、肉、卵などを食べるようにしていた、
豆腐をはじめ、大豆製品は、魚や肉と同じように良質のたんぱく質のもとになります。これらを食べるようにしていた、と答えた人も大勢います。
ミネラルを多く含む海草類を食べるように心がけていた、
日本人に不足しがちなカルシウムを多く含む牛乳や乳製品もとるようにしていたなど、健全な食生活をしています。
このように、幅広くいろいろな食品をまんべんなく食べているという生活ぶりが伺えます。したがって、栄養のバランスがとれていると考えられ、まさに正しい食生活のお手本が示されています。
では、健康な食事の基本について、ここで簡単にまとめてみましょう。
健康な食事の基本は何といっても、主食、主菜、副菜を組合せて、栄養のバランスのとれた食事にすることです。
毎日食事をする際、組合せが良いかチェックしてみましょう。ごはんと肉や魚、豆腐などの主なおかず、それに副菜としては汁物、煮物、和え物、サラダなど、いろいろあります。
ここでは私たちになじみの深い副菜の一つである味噌汁をとり上げてみました。実沢山の味噌汁は、
野菜が豊富にとれるのがいいですね。また、味噌汁もわが家風に変えてみる、例えば材料など、この通りでなくともいいですし、味付なども味噌の種類を変えたり、生妻を入れたりなど、と変化をつけることができます。
では最後に、長寿の秘けつをまとめることにしましょう。
まず、物事にこだわらない、ゆとりのある生活が長生きにつながります。いつまでもクヨクヨと思い悩んでいたり、イライラしていると憂うつになるばかりか、身体の病気を引き起こす原因にもなります。今日起こったことは今日で忘れ、明日は新しい気持で迎えましょう。
若さを保つためには、好ききらいをせず、3食規則正しく食べ、しかも、腹八分目で暴飲暴食をしない、家族や友人と食事を楽しむ生活をしましょう。食べることは私たちの健康な生活を営む上での基礎となります。
3度の食事、適度な運動、充分な睡眠と休息など生活のリズムを整え、規則正しい生活を送りましょう。
マイペースを心掛けましょう。自分の好きなことを思いのまま楽しみましょう。その他、よく動く、働くといったことも大切なことのようです。
健康で長生きしている人の一生をふり返ってみると、乳幼児期、成長期、成人期、老年期といった人生の各時期を健康的に生活してきてこそ、100歳といった今日があるのです。
100歳以上を生きている高齢者からは、日頃の心の持ち方や、食生活の基本をあらためて学ぶことができました。いつまでも健康に長生きしたい、それは私たちの願いです。
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