老化が原因の変形性関節症

ここでは、老化が原因の変形性関節症 に関する情報を紹介しています。
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わが国では、平均寿命の伸びや出生率の低下などにより、他国に類を見ない速さで人口の高齢化が進んでいます。そのため21世紀の初頭には、65歳以上の老年者が総人口の20%前後を占めると予想されています。
 こうしたなかで、各種の成人病や老人性疾患も近年急速に増加しています。高齢者の場合は、運動器(骨・関節など)の異常を訴えることが多いのですが、特に、膝や肘の関節に特有の変形や障害が現れる変形性関節症という老人性疾患は日本人に多く、今後さらに増加するものとみられます。
 変形性関節症は一種の老化現象ともいえますが、この病気のことをよく知って、若い時期から適切な配慮を行えば本格的な発症を防いだり、軽症化させることができます。


関節を動かし始める時に痛む

 変形性関節症は、膝や肘などの関節軟骨が磨耗し、軟骨の下の骨に棘状の突出ができたりするもので、ある程度進行すると関節が痛んだり、水が溜まったりします。放置しておくと、関節部の外形も変形し、運動障害が重くなります。
 比較的初期のうちは、関節を動かし始める時に痛みを感じるのが特徴で、動作を継続していると痛まなくなるか、痛みが軽くなるのが普通です。たいていは、冬季に痛みが出て、気候が暖かくなると症状が緩和または消失します。
 この病気の患者をレントゲンで調べると、関節部に骨棘(棘様の骨)の増殖と骨の硬化が認められます。こうした特徴が、変形性関節症という病名の由来になりました。
 ただし、骨棘の増殖や骨硬化などの変形は、いきなり発生するわけではありません。まず、関節部の軟骨の磨耗・変性が起こって骨と骨がぶつかり合うようになり、その影響で骨の変形が生じるのです。従って、関節部の軟骨の磨耗と変性が、この病気の本質といえます。


膝の靱帯や筋肉が弱いと発生しやすい

 関節部の軟骨は、年齢とともに磨耗しやすくなります。また軟骨に含まれる成分(コンドロイチン硫酸など)も、老化が進むと変質してきます。このため、老化が変形性関節症の最大の原因となりますが、それだけでなく、若いときに行ったスポーツの影響なども、重要な発症因子となります。
 変形が発生する部位は膝関節が主体で、1部肘関節にも見られます。膝の関節は、もともと骨の形が不安定で、靱帯と筋肉がそれをカバーしていますが、老化が進むと靱帯や筋肉が弱まり、軟骨の磨耗が進みやすくなります。特に、女性は靱帯と筋肉が弱いため、発生率が男性の3~4倍になります。
 肘の場合は、子供の時からスポーツや労働などで過度の負担をかけたりすると、中高年以降に発生しやすくなります。
 股関節や足関節(足首)などでも変形性関節症が起こることがありますが、これらの関節は膝関節よりも骨の構造の安定性がよいので、患者数は多くありません。また、変形性関節症と同様の現象が脊椎に起こることもあります。この場合は、変形性脊椎症と呼ばれます。


辛抱強く訓練すれば痛みが治まる

 変形性膝関節症の多くは、膝の内側の軟骨がはげて痛みが出ます。1度変形した軟骨は修復されませんが、薬を用いながら辛抱強く訓練していくと、軟骨の下の骨が次第に硬くなってきて、痛みが治まっていくのが普通です。
 病気が進行する原因のひとつに肥満があります。そのため、肥満者の場合は、治療のひとつとして食事療法による減量対策も重要です。
 また、内視鏡の1種である関節鏡(金属製の硬い内視鏡)を使った特殊な小手術を行って、はがれかかった軟骨を除去することもあります。膝の内側が磨耗して著しいO脚となっているような場合は、膝の内側の軟骨に一層負担がかかって変形が重症化しやすくなるため、膝の骨の1部を切除してO脚を治す手術を行うこともあります。さらに重症な人には、人工関節を埋め込むこともあります。
 ただし、こうしたケースは多くありません。変形性関節症の患者が比較的多い当院でも、O脚を治す手術は年間5~6例程度で、人工関節は年間1~2例程度です。
 従って変形性関節症では、薬物療法と訓練療法などを効果的に行って、時間をかけて上手に痛みを治めていくことが治療のポイントになります。


膝の大腿四頭筋を訓練することが大切

 変形性関節症の薬物療法は、消炎鎮痛剤が主体になります。補助的に湿布のような外用薬を併用するのもよいでしょう(冷湿布は痛みを誘発することもある)。また支柱のついた専用サポーターも痛みを軽減し、歩行を楽にする効果があります。
 訓練療法は、大腿四頭筋という膝の筋肉の血行を改善し、筋力を強化する特殊な体操が主体となります。大腿四頭筋は膝関節のすぐ上にある筋肉で、膝を伸ばす働きをします。この筋肉は膝の病気に関係することが多いのですが、しばらく使わないとすぐ萎縮して、歩行障害に陥ったりします。
 変形性関節症の場合は、膝関節を動かさずに大腿四頭筋を収縮させる「等尺性収縮体操」という体操を行います。この体操では、まず下肢を伸ばした状態で床上に寝るか座るなどして、大腿四頭筋の収縮と弛緩を繰り返します。このリズミカルな運動がポンプのような作用をして、膝の血行を改善し、腫れを軽減させたり、進行を防ぐ効果をもたらします。また筋肉の萎縮を防ぎ、筋力を強化する効果もあります。

少年期のスポーツは適度に行う

 日常生活では、正座やウサギ飛び、階段の昇降など、膝に負担をかける動作は極力避けるようにします。食生活では特別な注意はありませんが、栄養バランスに十分注意し、規則正しく食事をとることが大切です。肥満がある場合は、無理なくダイエットをして減量してください。入浴は、血行をよくする効果もあり、負担がかからない程度なら全く問題ありません。
 変形性関節症は、中年期までに膝の筋肉などを強化しておけば、ある程度予防することができます。膝の筋肉を強化するためには、足に1~2キロの重りをつけて椅子に座り、足を動かす方法もありますが、面倒ならば、前述の「等尺性収縮体操」を根気よく続けるだけでもよいでしょう。
 また、少年期のスポーツは無理をさせないことが大切です。特に、野球・テニス・柔道など、肘に負担がかかりやすい競技は、肘を酷使させないような配慮が必要です。


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30代,40代で転職して連帯保証人
連帯保証人とは、主債務者の債務を主債務者と同様に履行する義務を負う人のことをいう http://bee.photobycolin.com/
2008/10/17(金) 04:53 | URL | #-[ 編集]
宇宙飛行士を目指して30代,40代の転職
宇宙飛行士は、過酷な環境に挑む、究極のパイロット兼研究者 http://faultless2.photobycolin.com/
2008/11/25(火) 08:36 | URL | #-[ 編集]
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